アメリカど初心者日記

テキサス、ドラァグレースとネットフリックス

ラガンジャのオールスターに出る可能性とクリスマススペシャルでジャスミンが消えた訳

 

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『rupaul's  dragrace』シーズン6に出場していたガンジャが「gay star news」によるインタビューにて、ドラァグレースに対するトラウマ、番組による心理鑑定について話しました。

【以下和訳】

オールスターに出る予定があるのかと聞くと、毎シーズン声をかけられてるが断ってるという。

シーズン4に誘われた時には出ると答えたのだが、番組による心理鑑定に引っかかり承認を得られなかった。

 

「彼らが欲しがった情報をさらに与えることを断ったの。なぜなら私は法的に断る権利を持ってるから。明らかにそのせいで結局ショーに出演しないことになった」

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詳しい理由を述べようとはしなかったが、彼女はショーに対してトラウマを持っているという。

「正確に言うのは難しいけど、すごく忙しくて友達をなくしたり、すごく酔っ払ってたし、全てが観察されてるようだったり、激しい時間だった。

私は自分のおもしろさがウケてみんなに愛してもらえる存在になると思った。でもプロデューサーからフィードバックをもらって、私の陽気さが嘲笑の的に変わったと気づいた時、とても苦しかった

だが、ラガンジャは彼女のキャラをミスリードさせたプロデューサーを責めたりはしない。

「彼らは子供を養うためにテレビを作ってる。私には人生で一度も体験し得ない仕事観だと思う。現実世界と仕事を完全に分けて考えられる人をすごく尊敬してる。だって(子供を養うために)誰かを泣かせるようなことをしたり、恐ろしい気持ちにさせるなんて絶対に簡単なことじゃないから。でも彼らにとってはそれは単なる仕事。徐々にそう受け入れ始めた」

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まだ確かに番組内の経験は後味悪く彼女の舌にまとわりついている。

「よく分からない、気持ちがごっちゃになる。ショーに立つことができた経験は私の基盤だし、贈り物だと感じる。でもあなたが私に質問を投げるこの瞬間に思うことは、もし私があのショーに戻るなら、経済的苦難のせいで自分が変な空間にいると感じると思う」

「私のここ数年の評価は、マイリーサイラスと働いても『so you think you can dance?』に出演しても大して印象付かなかった。とてつもない大躍進をしない限りは、あのショーに出続けないと私たちのコミュティ内で出世できない」

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ドラァグレースに戻ることや自分について語ることに対して、とてつもないプレッシャーを感じると言う。

「昔よりももっといろんな機会を受け入れてる。ノンバイナリーで、誇りある成熟した自分を見せたい。ショーを始めた当初は自分のことをノンバイナリーだと考えたこともなかった。私は成長した。(そんな自分を)見せたいに決まってる。」(終)

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 ラガンジャは2017年に自身のインスタグラムのストーリー内でノンバイナリーであること(ジェンダーフルイドであること)をほのめかしていたそうです。

ちなみに、元リアリティショープロデューサーに拠れば、どんなリアリティショーでも出場者に心理鑑定を行うことが必須とのこと。

その一方、wowはショー内の「ドラマ」を作るためにクイーンのパーソナルを探りすぎたり、クイーンの扱い方を巡り関係性に遺恨を残すことがあるそうです。

 

【以下、記事についていたコメントの和訳】

「ラトリスが言うに、

クリスマススペシャルの撮影の時に、シャンジェラはみんなを待たせたまま放置したからジャスミンマスターズはセットを早く去った。(確かに後半ジャスミンの姿が見えませんでした)

撮影クルーは残業代を得たが、クイーンは貰えなかったため、シャンジェラが長回しした分の賃金を全てのクイーンに払うまでセットに現れることを断ったという。

youtu.be(なんで途中で去ったかを説明するジャスミン

また、オールスター4のメイクオーバーチャレンジでラトリスのパートナーの体に合う下着や靴が提供されなかった。(他のメンバーは提供されていた)

その不十分な服の提供によってミュージカルパフォーマンスで不具合が起きた。(放映ではほぼカット)全体的なチャレンジでラトリスは不利だったという。」

 

記事には、「wowの鑑定は間違ってないし、彼女が自身の判断や行動に責任を持つべきだ。出場する資格がなかったことは悲しいが」と言ったコメントも見受けられました。

個人的にはラガンジャが経済的困難について触れた点が気になります。出場者はオールスターのために多額の費用を投じると言われていますが、今や連続でエミー賞を受賞するほどの大きな番組であることやLGBTQをサポートすると明言していることを鑑みるに、出場者を経済的にサポートするシステムの再検討を期待します。

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【参考記事】

www.google.fr

 

List of people with non-binary gender identities - Wikipedia

Did Jasmine Masters Leave Halfway Though RuPaul's Holi-Slay?