ru paul's drag race all star4に出演することが発表されたマニラ・ルゾン (manila luzon )にフューチャーします。
★プロフィール★
「マニラ」はフィリピンの首都、「ルゾン」はフィリピンの大きな島のことだそうです。日本で言う「トウキョウ・ツシマ」みたいな名前ですね。
母がフィリピン人で父はドイツとスウェーデン人。
ドラァグレース出演後は、エイズ活動をしたりカルメン、シャンジェラとともにorbitzという旅行会社のwebCMに出演
Orbitz Commercial Featuring Rupaul's Drag Race Stars - Shangela - Carmen Carerra and Manilla Luzon
us weeklyでシャンジェラと男性セレブをドラァグクイーンとして考える番組をしてました。
See Brad, Rob, Jake, Zac Reinvented as Drag Queens!
ところで、
シーズン3のエピソード5において、マニラがシャンジェラ達に「レイシスト呼ばわり」された出来事を覚えているでしょうか?
正直、シャンジェラの意見が要領を得ているのかピンと来なかったので
redditという掲示板アプリにおける「なぜマニラはアジア人なのにあのネタはあんなに叩かれたの?」スレ内の回答に沿って考えてみたいと思います。
ここでは主に「フィリピン人であるマニラがステレオタイプの中国人キャラを演じることは面白いのか」という文脈に沿って議論が交わされています。
【擁護 的意見】
「スナッチゲームで白人が肌の色を暗くして黒人キャラを演じるのは良くて、マニラだけ批判されるのはおかしいと思います」
「アイルランドとジャマイカのミックスであるアリシアキーズを演じたプエルトリコ人のアレクシスのことは批判しないのですか」
【批判 的意見】
「フィリピン人と中国人は同じアジア圏だが、言語も文化も全く異なる。特に「L」と「R」の発音が下手というネタで揶揄されるのは日本、中国人に限られています。今回のチャレンジでは「笑わせる目的」で他文化を真似したことが良くなかったのだと思います」
「映画の中では、今でもよく中国人が日本人を演じさせられているように、アジアは全て同じ文化であるように軽視されている状況が今回の炎上の背景にあったと思います」
「もちろんポリティカルコレクトネスに纏わるシリアスな事柄を嫌うアジア人もいます。そして、all star 1のナンパチャレンジの際のドレスや寿司イヤリングの装飾を好んでいることからも、マニラがアジア文化を愛していることが看取されます。しかし、それらの事柄によってマニラが中国文化を揶揄した笑いを行って良い権利が与えられるわけではありません」
果たして、シャンジェラがここまで考えていたかは分からないですが、意図せず的を得た批判になっていたのかもしれません。
スレを見た個人的意見としては、段々とアジア文化からブラックフェイス問題へ話がズレていった点に、アメリカにおけるアジア文化への無関心さが表れているように思えました。
今年は映画「crazy rich asians」 のヒットなどによって、アメリカ国内でのアジア関心が高まっているので、段々とアジア人の多様性が受け入れられると良いなと感じます。
参考スレ